ノーカット、ノーブラ

“no-cut” という表現は米英では使われません。映画、動画、報道等には unedited(=編集されていない)、また本(小説、専門書、辞書等)については unabridged という表現が通常使われます。

これに限らず英語人は “no-~” という表現は、直後の名詞を修飾する場合以外はあまり使いません。インターネットでよく見かける “no-~” は英語が母国語でない人達によって書かれたものが殆どに見えます。

英語人はそれよりも “~less”、”~-free”、また動詞については上記の unedited, unabridged のように “un~ed” を普通使います。”no-cut” よりも “uncut” のほうが自然な英語です。

  • Our no-hassle return policy -> 我が社の面倒無しの返品規定(no-hassle が直後の名詞を修飾している)
  • Our return policy is hassle-free -> 我が社の返品規定は面倒無しです(no-hassle とは言わない)

「ノーブラ」にも同じことが当てはまります。

  • I am usually braless at home -> 私は家では普通ブラをしない(no bra とは言わない)
  • I’ve decided to go braless -> 私はブラ無しで生活することにした(no bra とは言わない)