近年米国を中心に、may have/must have/should have/could have を may of/must of/should of/could of と書く人達がおり、インターネットのせいで英語圏外の人達までもこれを真似する例が増えていますが、これは元は仮定法過去完了の文法的構造を知らない無教養で字が読めない人達が have、特にその短縮形の ‘ve (must’ve, should’ve, could’ve) の発音を of と勘違いしたためで、文法的に明らかな間違いですから真似をしないほうがよいでしょう。
- もっと牛乳を買っておくべきだった
- I should’ve bought more milk
I should of bought more milk
ちなみに口語では 「どちらかというと~という感じ、~っぽい、なんとなく」といった意味で kind of が頻繁に動詞の直前に置かれます。これは仮定法過去完了ではないので、くだけた表現で文法的に正しいとまでは言えなくとも、少なくとも have と of の勘違いではありません。
またこの kind of は 口頭では特に kinda (カインダ) と短縮されます。
- I kind of like it -> それ結構好きだね、嫌じゃないよ
- He kind of looks creepy -> あいつなんか気味が悪い感じ
- Their music kinda lean toward metal -> 彼等の音楽はどっちかといえばメタルだ
- It kinda sounds fishy -> なんかそれ胡散臭いな