Couldcan の過去形で時制の一致が必要な時に使われますが、それ以外に can より低い可能性、更に仮定・推定、実際には起こりにくい状況を表すことに頻繁に使われる、最重要表現の一つです。

  • I didn’t think I could do it -> 私はそれが出来るとは思わなかった(時制の一致)
  • That can be true -> それは本当かもしれない
  • That could be true but unlikely -> それが本当なことは有り得なくは無いが、可能性は低い
  • We can try it and see how it goes -> 私達はどうなるかそれを試してみることが出来る
  • We could try it even though there is little chance it would work -> それが上手く行く可能性はあまり無いが、試してみることは出来なくはない
  • That could happen, but I won’t worry about it -> それは起こり得るが、私は心配しない
  • You can order it in any color you could possibly imagine -> それはあなたが想像し得るありとあらゆる色で注文することが出来る

Could は can と同じように「それが起こる可能性は確かにある」が、can よりは可能性がずっと低い、つまり「それは確かに起こり得るが、確率は相当低い」という感じです。

could have + 過去分詞は「もう少しで~するところだった、~する可能性があった、~だったかもしれない」という、実際には起こらなかった過去を表します。

  • It could have worked if we had been a little more patient -> 私達がもう少し辛抱強かったらそれは成功していたかもしれない
  • It could have happened to you too -> それはあなたにも起こっていたかもしれない
  • It could have been you and me -> (恋愛関係になったのは)あなたと私だったかもしれない
  • I could’ve been killed in that accident -> あの事故で私は死んでいたかもしれない
  • He could’ve won the match if he didn’t get injured -> 怪我をしなかったら彼が試合に勝っていたかもしれない

Could は can のより丁寧な依頼の表現として使われます。

  • Can you turn down the volume? -> 音量を下げてくれる?
  • Could you turn down the volume? -> 音量を下げて頂けますか?(より丁寧)
  • Could you please listen to me? -> 御願いだから私の話を聞いて頂けますか?

Could は can のより丁寧な許可の表現として使われますが、普通「私は~してもよいですか?」という分で使われ、それに対する返答として “Yes you/he/she/they could” と言う以外に、他人に何かを許可する文では使われません。

  • Could I have your attention please? -> すみませんが、注目して頂けますか?
  • Could I borrow your pen? -> あなたのペンを借りても宜しいですか?
  • You could apply but there is no guarantee they will accept it -> あなたは申請出来なくは無いが、彼等が受理する保証は無い