まず最初に発音は「メジャー」ではなく「イジャー」です。「ジャー」は measure で全く別の単語になります。

また major は通常修飾する名詞の直前で使われ、日本で盛んに使われているように「~はメジャーだ」という構文では使われません。

  • Baseball is major in the US
  • Baseball is a major sport in the US

Major とは「重要な・大きな影響を与える」という意味であり、「有名、人気が有る」や「一般的」という意味ではありません。

インターネットで「「おとつい」は関西ではメジャーな言葉だ」という文を見かけましたが、major はそのようには決して使われません。

  • “おとつい” is a commonly, frequently, used word in Kasai -> 「おとつい」は関西では普通・頻繁に使われる言葉だ

「セスナ172型は世界で一番メジャーな軽飛行機だ」という文も見ましたが、これも major を使っては表現出来ません。

  • The Cessna 172 is the most popular light-weight plane in the world -> セスナ172型は世界で最も人気のある、一般的な、軽飛行機だ

「土産物としてメジャーになった辛子明太子…」という文も見ましたが、辛子明太子程度では major とは決して形容されません。一方ラーメンは今や日本だけでなく世界で最も人気のある食べ物の一つであるため major と形容され得ます。しかしこれはラーメンは「人気が有る」程度ではなく、地方によって独自に風味が有る、味自慢の店が無数にあるなど、「文化的に絶大な影響力がある」からです。実際には英語人はラーメンを単に major とは普通形容せず、もっと具体的な表現をします。

  • Ramen is a major dish in Japan -> 通じるが、あまりピンとこない表現。どういう意味で major なのかと逆に問われる
  • Ramen is a very popular, beloved, culturally significant, iconic, ubiquitous, dish in Japan -> ラーメンは日本で大変人気の有る、愛されている、文化的に重要な、象徴的な、どこにいってもある、料理だ

上記の通り、major の根幹の意味は「重要な・大きな影響の有る」であるため、次のような使い方が標準となります。

  • Natural gas is a major source of revenue for Norway -> 天然ガスはノルウェーの主要・重要な収入源だ
  • Corruption is a major problem in the country -> その国では腐敗・汚職が大きな・深刻な問題だ
  • The company has had a major restructuring -> 会社は大規模な再編を行った
  • The new version of the program is a major improvement over the previous version -> そのプログラムの新版は旧版より大幅に改善された
  • American football, basketball and baseball are three major sports in the US -> アメフト、バスケット、野球は米国の三大スポーツだ

米国で野球がアメフト、バスケットと並び a major sport と呼ばれるのも、経済的に巨大な産業であり、特に若者にとっては生活の根幹の一つであるなど、文化的に非常に重要であるからです。

更に、major とは「非常に大きい・重要だ」という絶対的な状態で、更に major になる、又は他と比較してより major か否かというように変動はしません。つまり major には最上級・比較級は無く、以下のような日本文は英語では major を使って表現は出来ません。

  • 日本では野球はバスケットよりメジャーなスポーツだ -> Baseball is more popular than basketball in Japan
  • アメフトは米国で最もメジャーなスポーツだ -> American football is the most popular sport in the US

Major の反対は minor であることは既に知っている人が多いかと思いますが、上記のmajor の用法は全て minor にも適用されます。