Pattern とは本人が意図的に行う「方法・方式」ではなく、他から観察して見て取れる一連の行動・出来事の様式のことです。また単純な行動のことではなく、起こり・過程・結果のある一連の流れのことです。よって以下のような「パターン」は pattern を使って表現することは出来ません。
- ぶっかけうどんには冷式と温式の二パターンがある
- 日によって違ったパターンのメイクをする
- 最近の家は皆決まったパターンだ
これらの「パターン」は正しい英語では通常 style と表現されます(「スタイル=体型」はこれまた日本人の誤用です)。
以上のことも踏まえ「ワンパターン」は英語人には全く通じません。「毎度毎度同じの」には以下のような表現があります。
- His same old joke -> 彼のいつも同じの冗談(”same old” で一つの表現。「いつも同じ」「使い古された」「全く代わり映えのしない」の意)
- He is a one-trick pony -> 彼は一芸しかない、同じことしか出来ない(一芸しかないサーカスの子馬のこと)
- Cookie-cutter customer service won’t work -> クッキーの抜き型を使ったような、いつも同じの、顧客対応は成功しない